【新型コロナ】濃厚接触者のPCR結果が“陰性”だった場合の解釈について

2021.2.12
院長ブログ

大田区を中心に往診・訪問診療をしている当院ですが、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触になってしまわれた方の行政検査(PCR検査)に可能な限り協力させていただいています。

この検査結果について誤解される方もいるかもしれないので、ここでご説明します。

*当院で行政検査を行う方については検査結果の解釈について書面でご説明しております。

陽性の場合

新型コロナウイルス感染症に感染しています(正確には、その可能性が非常に高い状態です)。当院から保健所に発生届けを提出し、療養場所の選定を行ってもらいます。療養場所が決まるまでの療養期間のサポートは当院で責任を持って行いますのでご安心ください。当然ですが、療養場所が決まるまでの間、自宅外への外出は厳に謹んでください。たとえ美容室や病院などの予定をしていた場合はキャンセルしてください。

陰性の場合

=>誤解されやすいのはPCR検査結果が「陰性」の場合です。

この場合でも、濃厚接触者であるあなたは、「新型コロナウイルスに感染している可能性がある状態」です。決して「新型コロナウイルスに感染していない」というわけではありません。最終接触日から計算して合計14日間の自宅での健康観察期間が必要になります。外出はできる限りせず、ネットスーパーの置き配などを利用してください。当然ですが、美容室や病院の予約が入っていてもキャンセルしてください。

PCR検査は完璧ではなく、ある時点で陰性という結果でもその後陽性になることはよくあることです。そのため、「PCR検査結果が陰性である」からといって仕事や学校などに行ってはいけません。

当院で行政検査を行った方が健康観察期間中に体調に異変がある場合、必ず当院に電話で連絡してください。速やかに診察や必要に応じて再検査を行います。近くの病院に公共交通機関を使って行かないようにしてください。

以上、ご理解・ご協力をお願いします。

当院は新型コロナウイルス感染症の可能性のある患者さんも絶対に見放しませんので、ご安心ください。