ひなたの理念

ひなたの理念

2020.6.7
院長ブログ

最近、「ひなたの理念を教えて欲しい」とお問い合わせをいただくことが複数回ありました。

ホームページをお引っ越しした関係で、クリニックの理念がわかりにくくなっておりまして、大変申し訳ございません。目下、ホームページを修正中です。

なお、当クリニックは遠く離れた宮崎県にも兄弟病院があります。ひなたのホームページ開設時に何らかの手違いが生じてしまい、のような表記違いもありますが、こちらも修正中です。。。

ひとまず今回は、ひなたの理念についてご紹介させていただこうと思います。

ひなたの全職員を貫く理念は下記の5つです。

 

①ことわらず、

②みはなさず、

③いつでもすぐに

④丁寧で、

⑤誠実な、

ひなたのように温かいケアを提供します。

 

要するに、「患者さんを絶対に断りません!患者さんが困っているときはすぐに、しっかり心を込めて対応します!」ということです。

 

開院当初は、「断らないなんて絶対に無理だ」と言われてしまうことが多々ありましたが、この12ヶ月間に断ってしまった患者さんは1人もいません。困っている患者さんがいる、ひなたを頼ってくれた患者さんがいる。そういう思いを前にして、医療人としての僕たちには、YES!」か「はい!」かの2つの答えしか持ち合わせていないのです。

 

僕が医師としての第一歩目を踏み出した沖縄県立中部病院がまさにそういう病院でした。
救急車がどんどん押し寄せて、救急室の人員不足が起こっても、どこからともなく医師や看護師が救急室に応援にやってきて患者対応を続ける。

患者さんを受け入れるためのベッドが不足したときも、待合室のソファーを使って一時的なベッドを作り出して患者を受け入れる。

ホームレスや認知症がひどい、などの様々な点でむずかしい患者さんであっても、「とにかく全員うちでみるから、安心してください!」という雰囲気に包まれた病院でした。

「断らない医療」を実現するために、職員一人一人が多少の自己犠牲を払ってでも自分たちにしかできないことに全力で取り組もうという意気込みに溢れており、そうした自分たちに医療人としての誇りを持っていました。そして「自分たちが受け入れた患者さんはどんなに忙しくても、しっかりとした医療をきちんと提供するんだ」という気概に満ちていました。

ひなたは理事長の清山も、院長の僕も、そういう病院で医師としての一歩目を踏め出したので、「患者さんを断らない」「受け入れたからにはきちんと診療する」というのは、もはや本能に刷り込まれた揺るぎ様のない信念なのです

 

ひなたでは、そうした僕たちの理念であり信念に共感して集まってくれた、患者さんファーストを貫き通す職員(看護師、医療アシスタント、医療事務、相談員、運転手)がいます。

彼ら彼女たちもまた、ひなたに巡り合わせていただいた患者さんは、二つ返事て全員受け入れます。受け入れた患者さん(時として介入歴がない患者さんでも)が困っているときには夜中でも早朝でも不安に寄り添い、必要とあらばすぐに駆けつけます。実際の診療現場では医師以上に大切な「存在感」を放ち、患者さんやご家族が安心して療養に励んでもらえるように気配り目配りを欠かしません。診療の後も、より良いケアを提供し続けるにはどうしたらよいかを日々考えています。

 

また、ひなたの診療圏内には、患者さんファーストを徹底する関連職種の方々(訪問看護師、薬剤師、ケアマネージャー、地域包括ケアセンター職員、、、などなど)が大勢いらっしゃいます。断らない医療の実現には、責任感と使命感に溢れる地域の医療職・福祉職の皆様のご理解ご協力が不可欠ですので、日々感謝をしております。患者さんを中心とした地域の療養チームの一員として、他職種の方の患者第一のやる気や姿に触発され続けるおかげで、ひなたの職員は今日も明日も理念を見失わずに、謙虚な姿勢で診療行為を通じて地域医療において役割を果たしていくことができております。

 

このように、クリニック内外の力を借りながら、今日も「ことわらず、みはなさず、いつでもすぐに、丁寧で、誠実なケアを!」という理念を実現すべく、往診車を走らせています。

 

・通院が難しくなってきた。

・病院嫌いでどんどん体調が悪化しているが誰に相談していいかわかない。

・家族が認知症かもと心配。

・介護の限界が迫っている。

・がんの治療がきびしいといわれた。

など、健康面でお悩みの方がいらっしゃしましたら、ご相談だけでも構いませんのでいつでもお電話やメッセージをください。きっと、心が軽くなるはずです。

また、求職中の方でひなたの理念に共感し、「自分もひなたの一員として理想の在宅医療を実現してみたい」という方がおられましたら、当院に一度ご連絡ください。地域があなたを待っています。