在宅終末期ケア(お看取り)の実績について

在宅終末期ケア(お看取り)の実績について

2021.6.1
院長ブログ

最近は「ひなたでは在宅でのお看取り(ご自宅で最期を迎えるためのケア)に対応していますか?」とお問い合わせをいただくことが増えております。

僕のホームページの作り込みがイマイチなため、「どのような診療をしているか」ということが伝わりづらいかもしれません。申し訳ありません。


当院では在宅でのお看取り・終末期ケアに対応しております。こういったケアは当院において大きな社会的な使命と位置づけており、全職員一丸となって精力的に取り組んでおります。

昨年度までの在宅でのお看取り件数を示したものです。

続いて、お看取り患者様の疾病割合です。やはりがんの方が多いですが、老衰や心不全、呼吸不全などの患者様も診療しております。

そして、一般的には不可能と考えられやすいお一人暮らしの方でも、在宅での終末期ケアは可能なことを示すグラフです。集計してみて意外と独居の方が多かったのですが、チームで連携しておりますので、「不可能を可能にした」というような印象はなく、診療としてはご家族とお住まいの方とほとんど変わりません。

 

このように、患者様おひとりおひとりにとって最善の終末期ケアを実現すべく、スタッフ一丸日夜訪問診療を通じてサポートしております。

 


「住み慣れたところで長く療養したいけど、今後どうなるのか不安だ・・・」

このようにお考えの患者様・ご家族様も多いでしょう。これはごくごく普通なことです。

そのため当院では、これから始まる訪問診療がどのように行われるのか、どのようなことができるのかをできるだけ平易な言葉で丁寧にご説明しております。徹底的に患者様ファーストを貫きますので、実際に診療がスタートするとそれまでの不安が氷解し、患者様やご家族様は思い思いの生活を送っていただくことが可能となります。

はじめから「どんなことがあっても家で最期を迎えたい」と気負う必要はございません。安心してお過ごしいただける場所で長く生活することを目標にするのが当院の考え方です。「ご自宅で安心して生活できた結果として、その生活の延長上に存在する”その時”を自宅で迎えた」という考え方です。ひなたのスタッフは、患者様が安心して生活していただけるようにこれまでの経験を総動員して全力で頑張ることをお約束します

ご本人はもちろん、ご家族、他職種の皆様が安心して療養を行っていただけるよう、また、紹介元の先生方の想いを引き継いでひなたにバトンをつないで良かったと思っていただけるよう、令和3年度も精一杯頑張ります。

訪問診療・在宅療養についてご関心のある方は、どうぞお気軽に当院へお電話をおかけください。