自宅のチカラ②

■医師は暗い話をしがち
病院で医師と話していると、病気の説明や、日常生活での注意・指導など、耳の痛い内容が多くなってしまいがちです。特に終末期が近づいてくると、医師は患者様やご家族に、「もうもたないかもしれない」という厳しい告知をすることになります。場合によっては、「年越しは厳しいかもしれない」といった具体的な余命まで告げられることもあり、お聴きになられた方が大変なショックを受けることもしばしばです。
私も医師として、これまで幾度となくこのような”厳しい病状説明”をしなければならないシーンが有りました。
患者様・ご家族様の表情を伺いながら言葉を選びながら慎重に説明するようにしておりますが、時としてご家族様から「ひどいことを言われてしまった」という反応を頂戴することもあります。ケアマネジャーさんからも「医師が死を匂わせることを言うなんてひどい」とお叱りを受けたこともあります。
終末期をご自宅で過ごすために退院された患者様は、そのご家族まで範囲に含めば、ほぼ例外なく入院中に”厳しい病状説明”を受けられています。そのため、中には表情が暗かったり、不安でいっぱいだったりする方も少なくはありません。
私も、患者様に初めてお会いするときは、患者様のご様子や、紹介状で頂いた診療情報・検査データなどから、「もう先は長くないだろうなぁ。とにかくそのヒトらしく療養をサポートして差し上げたい」と決意する瞬間です(続く)。

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